石川県/(公財)いしかわ結婚・子育て支援財団

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お兄ちゃん、頑張った

昨年、2020年11月3日、我が家に第三子の次女が産まれました。コロナの影響で、世間的にも限られた生活の中での出産となりました。我が家には当時長男4歳、長女1歳がいて、出産の立ち合いは少し難しい状況でした。11月3日は文化の日でお休み。私も仕事が休みで丁度陣痛があったその日も家に居れた事もあり、早朝に陣痛来た時も無事妻を産婦人科に送ることが出来ました。妻を産婦人科に送ってから、さぁどうしようと3人で相談した結果、公園に行きたいと言うごく当たり前な結論に至り、3人で公園で、妻の出産を遊びながら待つことになりました。
いつもは、お父さんこっち来て、僕先にしたいから早く早くと、妹より自分の長男もその日は、妹の手を引いて、危ないよ、危ないよと一緒に遊具に行く姿が見れました。お母さんが赤ちゃん産まれたらちょっとの間会えないから、お兄ちゃんがんばってねとちょっと前から言っていたのが、何となくか分かっていたのか、頑張ろうとしていたのだと思います。妻から無事産まれたよと連絡があり、子供達に伝えると、大喜びで、あの時の笑顔は忘れません。テレビ電話で話す?と妻とLINEで相談はしたのですが、思い出して会いたいとなってもな、という事で、朝の産婦人科の見送りから一週間会えない生活が始まりました。あれやこれやで、この一週間もあっという間でしたが、その最中も、妹の気を使う姿、お父さんと甘える姿もあまり見せず長男も頑張ってくれました。もちろん妹もまだ1歳なのもありはっきりとは分かっていないのか、お母さんかいない事に気づいてはいたと思いますが、お利口さんでした。退院する前日の夜、初めてテレビ電話で妻と次女と私達3人で会話しました。私も、写真以外で初めてみる我が子に感動でした。子供たちも可愛い可愛いで、お母さんにも、僕、こうでこうでの説明が延々と続き、じゃあ明日迎えに行くねで、電話を切りました。その直後、お父さん、早くお母さん会いたいねと、涙目になりながら言う長男の顔がありました。私は、明日起きたらすぐ行こうな頑張ったぞと抱きしめました。私も、ジーンときました。
コロナで面会が出来ず、子供達には寂しい思いもさせましたが、私にとっては、大切な思い出の一週間になりました。長男のあの時の姿は、将来の思い出話にしたいと思います。