石川県/(公財)いしかわ結婚・子育て支援財団

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これが僕の”幸せ”

あなたにとっての”幸せ”って何ですか?
今まではこんな問いかけに対して抽象的な回答しかできませんでした。
そんな僕にとっての”幸せ”を見つけたある日の出来事です。先日、我が家に第一子が誕生日しました。
現在生後5ヶ月。元気な男の子です。
奥さんは育休中で日々育児・家事を頑張ってくれています。初めての育児。夜泣きや授乳もあり、寝不足でイライラな日々が続く奥さん。
そんな奥さんの為に、ゆっくり休んでもらおうと思い僕はこんな提案をしました。
「今日一日、僕が家事を全部やるから、ゆっくりしてね!」
その日はゴミ出し、お掃除、ご飯の準備と片付け、洗濯など、何から何まで家事を頑張りました。僕の中では達成感がありましたが、奥さんは曇った表情で「ありがとう」と言いました。
今思い返せば、家事をやってやったぞ感に満ち溢れていて「ありがとう」のカツアゲだったのかもしれません。
次の週の日曜日。奥さんが美容院に行くので僕と息子はお留守番をしていました。
出産してから初めての美容院。
久しぶりに美容院に行けると喜んでいた奥さん。
「いってらっしゃい~」と二人でお見送りをした後、溜まっていた家事をしながら育児をしていました。
奥さんの帰宅まで時間があったので、奥さんがゆっくりお風呂タイムを堪能出来るよう、息子とお風呂にも入りました。
お風呂上がりの息子の着替えをしていると奥さんが帰宅。
すると、驚きながらも嬉しそうな表情で
「お風呂も入れてくれたの~!?すごいじ!ほんとにありがとう~っ」と言ってくれました。この時、僕は思いました。
家事をしないくていい特別な1日よりもさりげない優しさを感じる事が出来た気遣いの方が
家族にとっては必要で、大切なんだと。
我が家に産まれてきた息子は、僕にまた1つ大切な事を教えてくれました。特別が大切なのではなく、何気ない日常を家族と過ごせている。その中でみんなで支え合いながら過ごしている。これが何よりも幸せで、大切です。僕にとっての”幸せ”は「今日もこうして家族と笑って過ごせていること」です。
これからの育児も、こうして息子から学ぶことがたくさんあるのかなと思うと、家族で過ごすこれからが、ますます楽しみになりました。