いしかわパパ子育て応援プロジェクト

第3回:「両立」に悩む父親へのメッセージ

現在はNPO法人ファザーリング・ジャパンの副代表理事であり、様々な分野で幅広く活動され、ご本人も育児休業を取得された経験もある徳倉義之氏から子育て中のパパへ向けたメッセージです。

【「パパ、一人で頑張りすぎないで」】完璧を目指さず、協力とコミュニケーションで乗り越える

子育て中の父親は、「仕事も育児も」というプレッシャーから、「完璧なパパ」を目指しがちです。しかし、これが孤独感や疲弊を生む最大の原因となります。

まず、心に留めてほしいのは「完璧を目指さなくていい」ということです。子どもにとって大切なのは、完璧な育児ではなく、「安心できる笑顔の親」です。
できない家事や育児は潔く諦めるか、周囲の支援に頼りましょう。
両親学級などに参加し、父親同士のつながりを持つことも、孤独感を解消し、「自分だけじゃない」と思える大切なセルフケアになります。

次に、パートナーとの協力・コミュニケーションです。
家事・育児の分担は、「得意な方がやる」「気がついた方がやる」ではなく、具体的な「見える化」と「話し合い」が不可欠です。
石川県で配布されている「育児・家事シェアシート」を活用し、「名もなき家事」を含めたタスクを洗い出し、お互いの価値観をすり合わせながら分担を決めましょう。

そして、「ワンオペ」を避けるための工夫として、「二人でいる時間でも、役割分担を明確にする」ことが有効です。
一方が子どもの対応をしている間は、もう一方が必ず家事や休憩を担当するなど、「今は育児担当」「今は休憩担当」というバトンタッチのルールを作ることで、精神的な負担を減らすことができます。
お互いをリスペクトし、小さな「ありがとう」を伝え合うことが、家族で過ごす時の最高のエネルギー源になります。